2007年 ユニバーサル技能五輪国際大会
―配管職種 11月15日~18日 静岡県沼津市で開催―
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」の名のもとに、ものづくり立国の推進と国民誰もが相互に人格と個性を尊重し、支え合うユニバーサル社会の実現を目指し、「第39回技能五輪国際大会」と「第7回国際アビリンピック」が11月、静岡県において世界で初めて同時開催される。
この大会は、若年技能者と障害のある人々の交流を図るとともに、両大会の意義を世界中に浸透させ、技能に対する社会的認識や技能の評価を高める絶好の機会となる。
この大会は、22歳以下の若者が技能のレベルを競う大会であり、日本では、昭和45年の東京大会、昭和60年の大阪大会に次ぐ3度目の大会となる。
2007年問題が指摘されている今日、ものづくりの大切さを訴え、また仕事に取り組む若者や障害者の方々のひたむきな姿を伝え、さらには内外に日本の技能のすばらしさをアピールする意味で、21世紀初頭に大会を日本で開催されることは、技能者、技術者の集団である我が業界にとっても極めて有意義である。
本会では、主催の日本組織委員会の依頼により 「配管職種分科会 」を日空衛と共に設置し、競技に係る設営基準、競技課題の材料選定等の協力、選手の強化訓練の支援を行っている。
配管職種は、静岡県沼津市の門池会場に競技場が設けられ、配管技能士の各国代表が参加する。我が国からは、遠間潔寿氏(新潟県・(株)千代田設備)が出場する。
主催者より、競技課題図(ここからダウンロードできます。)が発表された。競技当日は30%以上が変更された課題に、遠間選手たちが取り組むこととなる。
競技は、給水・給湯・ガス・排水の各々の配管の正確さや早さの技能を競うが、具体的な作業内容は次のとおりです。
給水系統は「白ガス管」を用いて「切削ねじ接合(手動ねじ切り機使用)」と取付け作業。
給湯系統は、「銅管」を使用しての「ろう付け接合」と取付け作業。
ガス系統は「黒ガス管」を用いた「酸素アセチレンガス」による溶接接合と取付け作業。
排水系統は「塩ビ管」を必要寸法に切断し、継手に差込した上で取付ける作業。
○大会日程
11月14日(水) 開会式(静岡市)、15日(木)~18日(日) 競技、
11月19日(月)・20(火)審査、21日(水)閉会式(沼津市)。
詳しくは、下記URLの中央職業能力開発協会のホームページを参照下さい。