金子前会長ご逝去

業界発展に多大なご尽力
・給水装置工事主任技術者
経過措置講習会への全面協力
経審の技術力評価対象を実現
規制改革の論点公開に対し存続意見提出
・2級管工事施工管理技術研修の実施

本会前会長 金子利氏(全国管工事業協同組合連合会相談役、金子設備工業(株))におかれましては、12月18日ご逝去されました。享年84歳。
故金子前会長の告別式は、12月30日(日)午前10時30分より、東京都府中市の府中の森でしめやかに執り行われました。喪主は長男の達之輔氏。
金子前会長は、昭和59年から本会の理事、平成7年から副会長、そして平成9年から改正水道法が施行され、改革への対応が緒についたばかりの極めて重大かつ困難な課題に直面するなか指揮にあたっていた小野澤会長が急逝され、その残された道筋を全うすべく会長に選任され、平成19年まで会長を務め、本会並びに業界のご発展にご尽力されました。
数多くの功績の中でも平成8年の水道法改正に基づく給水装置工事主任技術者経過措置講習会への全面協力、また、平成11年に宮下創平厚生大臣を訪問し、給水装置工事主任技術者を経審の技術力評価の対象にして頂くよう陳情・要請を行い、その結果、遂に平成12年に給水装置工事主任技術者が営業専任技術者と経審の加点評価対象となった。
また、平成9年に建設大臣あて陳情書を提出し、本会の長年の念願であった2級管工事施工管理技術研修を平成11年度より実現した。
そして、平成12年には、規制改革に関する論点公開の中で給水装置工事主任技術者について廃止を含めた検討が行われた際には、水道事業者の立場から強く反対を行い、その結果、現行通りの存続となり、当業界の意向が認められた。
このような永年の功績により平成2年7月に建設大臣表彰を受賞、平成8年に黄綬褒章、平成13年に勲四等瑞宝章を受章された。
ここに衷心より、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

20130107-1