第38回技能五輪国際大会(ヘルシンキ大会)
― 配管職種・田代翼選手10位入賞 ―
第38回技能五輪国際大会が、去る5月25日から6月1日までフィンランドのヘルシンキで開催され、配管職種で田代翼選手(大阪府・(株)きんでん)が10位に入賞し敢闘賞を受賞した。
配管職種には、各国から20名の選手が出場し、金賞をフィンランド、銀賞をデンマーク、銅賞をドイツがそれぞれ受賞した。日本からは、平成16年10月に岩手県で開催された第42回技能五輪全国大会銀賞の田代翼選手が出場していた。なお、今回の国際大会は、37の国と地域から39職種660名が参加し、日本からは32職種36名が参加した。日本選手団の金メダル獲得数は5個で、スイス、南チロル・イタリアに並び1971年の第20回大会以来となる第1位となった。また、金銀銅のメダル獲得数は8個で第5位となった。
技能五輪国際大会((World Skills Competition)、主催・技能五輪国際組織委員会(本部・スイス チューリッヒ市))は、加盟メンバーが39の国・地域からなり、2年に1度、およそ40職種にわたり競技会を開催している。この競技大会は、満22歳以下の青年技能者が職業訓練の成果を実証する世界の頂点と位置付けられている。