2009年度第40回技能五輪国際大会

-小田孝久選手(新潟)が配管職種で8位入賞-

カナダのアルバータ州カルガリーにおいて開催されていた第40回技能五輪国際大会が、9月6日に閉幕した。
配管職種では23人が出場し、新潟県水道工事業協同組合連合会所属の(株)千代田設備の小田孝久氏(第46回技能五輪全国大会銀賞受賞者)が8位に入賞し、敢闘賞を受賞した。
22歳以下の若者が技能のレベルを競う技能五輪国際大会は、9月1日から6日間にわたり、カルガリーのスタンピード・パークにおいて開催され、46ヶ国・地域から45職種(うち、日本参加職種40職種)に選手845人(うち、日本選手45人)が参加した。
今回の国・地域別参加選手数及びメダル獲得数は、第1位・韓国(45人、金・13、銀・5、銅・5)、第2位・日本(45人、金・6、銀・3、銅・5)、スイス(36人、金・7、銀・2、銅・5)、第4位・チャイニーズタイペイ(42人、金・4、銅・8)等となっている。  配管職種の入賞者の国は次のとおりとなった。
金・オーストリア、銀・オーストラリア、韓国、敢闘賞・スイス、フランス、フィンランド、イギリス、日本、リヒテンシュタイン公国、タイ、デンマーク、アイスランド、マレーシア、スウェーデン。

配管職種の競技は4日間22時間にわたり、競技課題図(三ヶ月前の6月に公表された課題を競技当日、30%程度変更)により、次の給水・給湯・暖房・排水の各々の配管の正確さや早さを競った。
①給水系統 「白ガス管」を用いて「切削ねじ接合(手動ねじ切り機使用)」と取付け作業。
②給湯系統 「銅管」を使用しての「ろう付け接合」と取付け作業。
③暖房系統 「黒ガス管」の酸素アセチレン溶接と「銅管」を用いたメープルリーフモニュメントの取付け作業。
④排水系統 「塩ビ管」を必要寸法に切断し、継手に差し込みした上で取付ける作業。
なお、大会については、大会事務局ホームページを参照下さい。「worldskills2009」で検索し、検索サイトの翻訳機能を使うと日本語でもご覧になれます。

課題に取り組む小田選手

課題に取り組む小田選手