平成23年度全国大会開催地代表 挨拶
-福井県管工事業協同組合連合会 会長 冨田行雄-
福井県管工事業協同組合連合会
会長 冨田行雄
新年明けましておめでとうございます。
平成23年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと謹んでお慶びを申し上げます。
昨年を振り返って見ますと、世界的な経済危機が続く中わが国においては「穏やかに持ち直し」などと改善の兆しがあるかのように言われております。私ども中小企業経営者にとっては、今までよりも増して厳しい状況に直面しているように感じてなりません。建設産業は、地域の経済と雇用を支える基幹産業であります。業界の活力は地域経済を活性化させるために無くてはならないものです。このような中、近年は建設投資の減少とともに公共事業費も削減され受注が減る中、低価格による競争の激化、さらには資材の高騰が続く等多くの企業が生き残りにあえいでいるのが現状ではないでしょうか。
しかし、このような厳しいときこそ私ども全管連の会員は一丸となって、市民生活に欠かすことのできないライフラインの担い手であるという使命と誇りをもって、全管連組織のもと、会員が知恵を出し合い諸課題にあたっていかなければならないと考えています。
全管連は、昨年創立50周年を迎え6月に記念大会を開催し、50周年を新たな飛躍のステップとして、災害復旧活動などを柱に地域社会の信頼に全面的に応えられるよう一致団結して邁進していくことを確認しました。
今年の全国大会は、北信越ブロックが担当となり6月に福井県で開催いたします。全国各地から会員の皆様が、一堂に会するこの大会は管工事業界最大のイベントであり、全国の皆様と親睦を深めるとともに、情報交換を行なっていただく絶好の機会でもあります。一人でも多くの皆様のご参加をお願いいたしますとともに、ご来訪を心よりお待ちいたしております。
最後に会員団体各位のご発展と、ご活躍をご祈念申し上げまして開催地の挨拶といたします。
《福井県のご紹介》
今年の大会は、福井県の県都であります福井市の「フェニックス・プラザ」を会場として6月15日(水)に開催することとなり、現在その受け入れ準備を進めております。
昨年は、創立50周年の記念大会ということで東京での開催でありました。今年は福井での開催であり、地方のよさを全国に発信していく絶好のチャンスととらえ意気込んでおります。福井県には、歴史、文化、恵まれた自然や食べ物、さらには県民の健康長寿など、全国に誇るべきものが数多くあります。
特に「健康長寿」は全国トップクラスであり、ぜひその秘訣を見つけていただきたいと思います。
また、1月から始まるNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、ゆかりの地として福井が取り上げられる事となっております。福井が舞台となる場面が、いくつか出てくるのではないかと心待ちにしております。
今大会でのアトラクションは、勝山市で毎年小正月の火祭りとして300年以上の歴史のある「勝山左義長(かつやまさぎっちょ)」と、全国各地で活動をしている地元福井の和太鼓集団OTAIKO(おたいこ)座「明神(みょうじん)」の出演を予定しております。
さらに記念旅行は、戦国時代の城下町の跡が発掘され国の特別史跡、名勝として指定を受けております「一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)」の見学と日本で唯一の恐竜専門博物館で世界最大級の展示規模を誇ります「福井県立恐竜博物館」等を予定しています。是非、ご参加いただきますよう心からお待ち申し上げております。