技能五輪国際大会 配管職種銅メダリスト 清水龍二選手が布施工科高等学校で講演・実演

全国管工事業協同組合連合会は、工業高等学校「設備工業科等」在校生への本業界の周知並びに理解、若年者に対する技術・技能の向上及び若年入職者の確保を目的として、平成27年8月にブラジルのサンパウロで開催された第43回技能五輪国際大会の配管職種の銅メダリスト・清水龍二選手(22歳、新潟県連・㈱千代田設備)を12月11日、大阪府東大阪市の府立布施工科高等学校に派遣した。
 当日は、同校の建築設備系設備システム専科の生徒・教員ら約40名が参加し、高い技術力と意欲を世界に示した清水選手が語る大会中の様子や大会までの取組み方等に耳を傾けていた。
 清水選手は講演に続いて、さる12月に千葉県で開催された第53回技能五輪全国大会の「配管」職種競技参考課題図の銅管曲げを実演した。技能検定試験2級を受検し、技能五輪予選を目指す生徒たちは、眼前で繰り広げられる清水選手の卓越した技術力に驚きの声を上げるとともに、熱心に見入っていた。
 全管連では技能検定試験の練習材料の提供ともに、今後も清水選手とその指導者(㈱千代田設備)の両名を全国設備工業教育研究会(会長・滋賀県立彦根工業高等学校長)の会員校のうち希望校へ派遣し、日頃の業務や国際大会の取組みを語ってもらうことで本業界への理解を深めてもらうことにしている。