神奈川県管工事業協同組合 地震災害対策合同訓練を実施
-三多摩管工事組合が応援-
一月十六日、神奈川県厚木市の神奈川県総合防災センター総合訓練場において、神奈川県企業庁主催(共催 神奈川県管工事業協同組合(杉山万茂理事長)、湘南管工事業組合連合会)の平成二十三年度地震災害対策合同訓練が開催され、神奈川県管工事業協同組合組合員等、百九十四名が参加し、実働的な訓練が実施された。
訓練には(財)給水工事技術振興財団、栃木県連、宮崎県連の他東京都、富山市、横浜市、川崎市、小田原市、松江市、福岡市、北九州市の組合からも多数視察された。
今回の合同訓練は、東日本大震災の教訓を踏まえ、給水区域内における災害時の応急復旧及び応急給水活動に関する協力協定を締結している神奈川県管工事業協同組合(三多摩管工事協同組合含む)及び湘南管工事業組合連合会との組織的な連携の充実・強化を図ることを目的として合同訓練を実施し、その訓練の様子を見て頂く形態で行った。一昨年に「三多摩管工事協同組合と神奈川県管工事業協同組合との災害時相互応援に関する協定書」を締結した三多摩管工事協同組合(理事長・松田英行氏)が応援に出動した。
訓練は県内最大震度六強の地震の発生を想定。神奈川県企業庁は地震災害対策本部を設置し、神奈川県管工事業協同組合へ協力要請を行い、出勤を要請した関係機関と協力しながら情報収集、水道管復旧などの災害応急対策が実施された。
また、神奈川県企業庁の中島企業局長と全管連の木村総務担当副会長が講評を述べた。木村副会長は、「東日本大震災を教訓として、今後起こりうる災害に対し、現時点における課題を整理し、その対応策について関係者間で議論を重ね、行政と連携して行われた防災訓練に積極的に取り組む事は、復旧活動を行う上でも大変重要なことである。」と講評された。